五いちゃんのはなし

【昨日話した、妹の相談を聞いているうちに沸き上がった妄想です。】

警戒心強い久々知くんとかどうですか。人当たり良さそうにしてても内心びくついてるとか。
初対面だと向こうから話しかけられないと話せない。相手がどんな人物かを探ろうとして警戒しちゃう。だから勘ちゃんが友人を紹介しに来るんだけど、久々知には苦痛なわけね。
「なんで知らない人連れてくるの。やだこわいやだやだ」
「勘右衛門のばか。俺が見慣れない人だめなの知ってるくせに」
兵助は人と仲良くなるのにとても時間がかかる。相手がどんな人間なのかをじっくり見極めることができてやっと打ち解け始められる。
勘ちゃんはそんな兵助の性格が心配。そろそろ勘右衛門離れをさせないとこれからの兵助のためにならない。
「兵助もそろそろ俺以外の友だち作らないと…」
「いい。俺、勘ちゃんだけでいい。こわい」
でも兵助もこのまま勘ちゃんにべったりだと勘ちゃんの迷惑になるからいけないって分かってる。
勘ちゃんが同じ委員会だからと鉢屋、それに続いて雷蔵と八左ヱ門を紹介して、兵助も仲良くなっていくのに複雑な気持ちになる勘ちゃん。
『あんなに俺がいないと駄目だったのに…ちょっと寂しい』
でも、兵助にはやっぱり勘ちゃんがいないとだめ。勘ちゃんが個別実習でいないときの兵助の様子が、普段の冷静沈着で優秀な久々知兵助とは違う様子にろ組が心配して構うんだけど、実習から帰ってそれをろ組から聞いた勘ちゃんが安心するって話。
「よかった、まだ俺を必要としてるんだ…」
「いやそんなの傍目から見て明らかだろう！」とは三郎談。
竹谷はそんな危うい二人を心配せずにはいられない。
「あーもう、お前ら見てられないんだよ！おら！」
三郎は変装の名人で天才でからかい好きだからとりわけ兵助は警戒してたんじゃないかなぁ…
なんだかんだで五いの二人の関係をなんとなく分かってて、どっちも幸せにしたい雷蔵。不破った挙げ句、持ち前の大雑把が発動するんだけど、それが上手く気分転換になってる。
「うーん…考えすぎじゃない？そうだ、おいしいお饅頭があるんだ。一緒に食べよう」
二人のことを思って傍観をきめているが、結局世話焼きな三郎。ここぞって時に背中を押すというか、見透かすというか。
「まともに天然に付き合ったところでくんずほぐれずのあいつらにノロケられて元の鞘に収まるのが関の山だ」
「全く…お前たちは決まって大事なところで言葉が足りない」

そんなところまで妄想してネームまで描いてしまった…
具現化しようと頑張るます