遺憾の意

陸前高田の松から作った薪を使った京都の送り火が中止されました。
理由が、放射能汚染の恐れ……
ですって。笑ってしまいますね。
その薪には放射線は検出されなかったんですよ？
所詮他人事なんですよ。
ありもしないことに過敏になりすぎて、妄想と裏付けのない憶測にすぎないくせにそれを猛プッシュするお馬鹿さんがいるんですね。
それって、完璧な風評ですよね？
だって現に、今も、現在進行形で、放射線にさらされている人がいるんですよ。
その人たちの気持ちや生活を考えているんでしょうか。
それぐらいのことさえ妄想も憶測もできないのに、放射能汚染の恐れは、妄想も憶測もできちゃうんですね。
心底腹立たしいです。
ちょっと、京都市の対応にがっかりしました。残念です。
中には、「被災された場所にいる方々の気持ちを考えたら、そこまで（送り火中止）することないんじゃ…」と考えてくださっている方もいます。
というか、そう考えてくれている人が圧倒的に多いと信じています。
そういう人の意見こそ、ちゃんと、聞いてほしかった…
6月から陸前高田の松で作った薪を集めて、大切な人を思ってに一文字一文字を綴ったその薪を、どうして「放射能汚染の恐れ」の一言で切り捨てられるんでしょう。
綴ったひと、集めたひと、送り火をしようと尽力してくれた多くのひと、人……その人たちの思いはどうなるんですか。
私はただ地元が東北ってだけで被災もしていませんが、ただ東北にいるだけですら、分かるんですよ。感じるんですよ。
やっぱり、東北と、関東と、他の地方とで全然変わるんですね…思想というか、解釈というか。
やるせない怒りでいっぱいです。
本当に、勝手な妄想や憶測で東北・被災地にいる方々を虐げるような真似はやめていただきたいです。
確かに、自分たちの健康のことも心配でしょう。
ですが、同じ日本の国内で起こっていることなんですから…もうちょっと、いえ、もっとよく考えて欲しいです。
…私が偉そうに言えたことでもないんですけどね。
ただ、今回のことは本当に腹が立ちました。