だめだ

だめだ　だめだ
このままではいけない
変えなければ
変わらなければ
いけない　いけない
思い出すだけでも　キモチ悪い
考えるだけでも　吐き気がする
いけないのは分かっているのに
頭はそれこそ別物みたいに　離れていく
煮炊きの窯でひたすらに生を求める泥鰌のようには
あたしはなれない

嘘を　つきました。

「どんな自由も許される夢の中で蛙が死んだんだ
そしたら次の日、蛙はしんでいたよ」
そうか。
「今度はその蛙を生き返らせてみたんだ
そしたら次の日、蛙は生き返っていたよ」
そうか。なら地球を滅ぼしてみたらどうだい。
「そうだね、そうしてみるよ」

次の日

次の日は、来なかった。


ごめんね
僕は　君に嘘をついた。
どんなに許される夢の中でも
僕はそれを許しはしなかった。
君があまりにも嬉しそうだったから
僕はついつい、幸せのふりをしていたよ。
明日が来ないのは　君だけだったね。
おやすみ
永遠の今日の中で
君はいつまでも幻想（ゆめ）を見ていた。